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紫色のETH【Polygon(ポリゴン)イーサリアム】をブリッジして入手する方法!!

どうもシャックです!!

OpenSeaなどで見かける紫色のETHがありますよね??

これです↓

これ何ですの??

いつも見てる黒いETHと何が違うの??

どうやったら手に入れられるの??

という方の方のために今回は記事を書かせて頂きます。

結論から申し上げますと、この紫色のETHは普段目にしている黒のETH「イーサリアムというブロックチェーン上のETH」とは別の暗号資産で、「Polygonというブロックチェーン上のETH」なのです。

紫色のPolygonETHを手に入れるには、黒色のイーサリアムETHをブリッジ(変換)させてあげる必要があります!

簡単に違いを理解しておいて、サクッとブリッジしてNFTの買い物を楽しみましょう♪

この記事で分かること
  • ETH(イーサ)とPolygon(ポリゴン)の違いが分かる
  • Polygonの入手方法が分かる

Polygon(ポリゴン)とは

Polygonとはブロックチェーンの一つです。

OpenSeaにはイーサリアム大陸とポリゴン大陸の2種類があります。(正確にはもう一個あるけど今回はスルー)

とちさんのブログより引用

イーサリアム大陸ではNFTを購入するための通貨として黒いイーサが使えます。(以下ETHという)

ETH↑

イーサリアム大陸は市場規模がとても大きく、世界中で多くの人がコチラでNFTを売買しています。

しかしイーサリアム大陸の人々を悩ませているのが高額な「ガス代」です。

一度買い物をするのに1万円~3万円などというガス代が当たり前のように掛かってきます。

普通に考えたらただ買い物をするだけでこんなに高い手数料を取られるなんてありえないですよね。

「もっとガス代が安いところで買い物がしたい・・・」

そんな人々が移住するのが【ポリゴン大陸】です。

ポリゴン大陸で使える通貨「Polygon」は見た目が紫色のETHです。

Polygon↑

Polygonの最大のメリットは何と言っても「ガス代がほぼかからない」というところです。

NFTを出品しても購入してもガス代がかからないという一般庶民とってなんとも素晴らしい大陸です。

が、もちろんデメリットもあります。

世界レベルで見ると市場規模が圧倒的に少ないということです。

海外のコレクターや投資家さんには「PolygonのNFTは買わない・興味がない」という方が多いそうです。

実際にOpenSeaで高額取引をされているNFTはほとんどがETHでの売買となっています。

それだけPolygonはマイナーであると言っていいでしょう。

全く同じNFT作品でもETHで販売するのか、Polygonで販売するのかで価値が変わるといっても過言ではありません。

本気でNFTをビジネスとして展開していこうと考えている方は国内外の投資家さんやコレクターさんを意識して、ETHで勝負しているかたが多いです。

しかしながらPolygonで出品されているNFTにも素敵な作品が本当に多いですし、売り上げが好調なコレクションもたくさん存在しています。

少し話がそれましたがNFT初心者の方や、ガス代を気にせず手軽にNFTの売買体験をしたい方にはPolygonはめちゃくちゃオススメです!

Polygonを入手する手順

Polygonは日本の仮想通貨取引所では購入することができません。

Polygonを入手するにはイーサリアム大陸のETHをポリゴン大陸のETHにブリッジする必要があります。

ブリッジとは「橋」つまり大陸同士で橋渡しをして通貨を変換することを言います。

今回のパターンだとイーサリアム大陸のETHをポリゴン大陸のETHにブリッジするのです。

それではETHをPolygonにブリッジする方法を解説していきます。

なお、日本の仮想通貨取引所でETHを購入して、メタマスクのウォレットにETHが入っていることを前提とさせて頂きます。

言ってる意味が分からないよという方は、こちらの記事を参考にメタマスクへETHを送金するところまで進めてください。↓

【初心者さん必見!】「0から始めるNFTアート買い方講座」話題のNFTをOpenSeaで購入するまでの手順や注意点を細かく解説しています。 この記事を見て頂ければNFTをどこでどうやって買えばいいか分からない方でも購入までたどり着けるようなります。...

メタマスクにPolygon(MATICネットワーク)を追加する

Polygonをメタマスクで表示するには、「MATICネットワーク」を追加してあげなければいけません。

メタマスクのネットワーク欄をクリックします。

「ネットワークの追加」を押します。

こちらの画面にネットワークを追加するための情報を入力していきます。
下の表のものをコピペして頂ければ大丈夫です!
入力できたら「保存」をクリックします。

こちらを入力

Network:Matic Mainnet(Polygon)

New RPC URL:https://rpc-mainnet.matic.network/

Chain ID:137

Currency Symbol:MATIC

Block Explorer URL:https://explorer.matic.network/

これでメタマスクにPolygonを迎え入れる準備が整いました。

ETHをPolygonにブリッジする

それではイーサリアム大陸からポリゴン大陸にブリッジさせる方法を解説します。

まずはメタマスクのネットワークが「イーサリアムネットワーク」になっていることを確認しておいてください。

Polygonにブリッジするには 『Matic web wallet v2』を使います。

トップ画面で「Polygon Whollet」をクリックします。

メタマスクでログインします。

ちなみに、Polygonの取引でのガス代には「MATIC」という通貨が必要になります。(ガス代は激安、もしくは無料なのでご安心を)

MATICの入手方法も後でご紹介しますが、初めてこのMatic web wallet v2に接続すると少量ですが、ガス代用の0.001MATICが付与されます!

ただし反映されるまでに結構時間がかかりますので、心の片隅に置いておいてください。

ETHの「Deposit」をクリックします。

ブリッジしたいETHの数量を入力して「Transfer」をクリックします。
ETHとPolygonETHはほぼ等価です。

※ここは間違えて資金を失うということはないので少量で実験しなくてもいいかなと個人的には思います。
取引を分けるとその分ガス代がかかっちゃいます。その代わり、間違って多くとか少なくブリッジしないようにご注意ください。

7~8分お時間を頂きますと聞いてくるので、問題なければ「Continue」をクリックします。

ガス代が最大でどれぐらい必要かを教えてくれます。

この時で1万円ちょっとですね・・・高い・・・。

Polygonにブリッジするここだけは結構なガス代がかかってしまいます。

実際はこれよりも安くなるイメージですが、曜日や時間帯によっても変わってきますので少しでも安く済ませたいという方は、ガス代が安い時間帯などを調べてみてください。

OpenSeaでPolygonを使ってNFTを売買する場合は、これ以降ガス代はほぼ気にしなくて大丈夫です。

OKでしたら「Continue」をクリックします。

取引金額、ブリッジするネットワーク、ガス代の最終確認があります。

問題なければ「Continue」をクリックします。

メタマスクが立ち上がって、実際にかかるガス代が計算されます。

先程は1万円ぐらい最大でかかると表示されていましたが、4000円弱でいけるようですね!
ちょっと得をした気分になりますがそれでもけっこう高いですね。笑

OKなら「確認」を押します。ここが最終の確認になります!

ピースのサインが出たら成功です。
手続きが完了するまで長ければ7~8分かかるのでこの間に次の準備をします!

メタマスクにトークンを追加しよう

トークンとは簡単に言えば通貨の種類のようなものだとお考え下さい。

Matic web wallet v2のウォレット画面に戻ってETHの一番右にあるキツネマークをクリックします。

メタマスクが立ち上げるので、トークンの追加をクリックします。

MATICも同じ手順で追加しておいてください。

すると、こんな感じでPolygonとMATICがメタマスクで表示されるようになります。
※今後新たに他の通貨を追加するときは「こんな作業があったな~」と思い出してみてください。

ややこしいのですが「Polygon」ではなく、「ETH」または「WETH」で表示されます。

「W」は「Wrapping(ラッピング)」つまりPolygonに包まれたETHと覚えておきましょう。
※厳密に言えば違います。もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

MATICネットワーク上のETHは「PolygonETH」です。

このあたりの表現はかなりややこしいのですが、慣れていきますので最初は「そういうものなんだね」程度で大丈夫です!

先程の取引が完了していればETHに数字が反映されています。

ガス代用のMATICを入手しよう

Polygonのガス代であるMATICを入手しておきます。
手に入れたWETHを少しだけMATICにスワップ(交換)します。

Matic web wallet v2の左側のメニューにある「Swap for gas token」をクリックします。

1MATICあれば十分なので「1MATIC」を選択し、スワップ元は「ETH」を選びます。
確認出来たら「Approve」をクリックします。

「Swap」が押せるようになるのでクリックします。
メタマスクが立ち上がるので「署名」クリックします。

少し時間が経てばメタマスクに反映されます。※画像は数量が多くてすみません

これで準備は万端!!Polygonで買い物ができるようになりました!!

おめでとうございます!!

注意点と補足

今回無事にPolygonをゲットできたのですが一つ注意しなければいけないことをお伝えしておきます。

結論から言うと、

Polygonのままではcoincheckなどの日本の取引所口座には送れません!!

例えばあなたが買ったNFTが二次流通(転売)で高値で売れて、利益が出たとします。
「やったー!!〇万円分儲かったから口座に送って日本円に変えよう!!」
で、そのまま日本の取引所口座のアドレスにWETH(紫のETH)を送ってしまうと・・・

資金が消滅します!!

coincheckなどの日本の口座はPolygonのネットワークには対応していないのです。
行き場を失ったPolygonは二度と取り戻すことはできません。
こういう送金ミスを「セルフGOX」と言います。

なので・・・

「PolygonETH」は今回やった手順の逆を行ってMATIC橋を渡って「イーサリアムETH」に戻してから日本の取引所口座に戻すということを絶対に覚えておいてください!

その際にはまた数千円のガス代がかかるということを頭に入れておきましょう。

イケハヤさんの注意喚起&別ルートを使った戻り方を解説されている記事がるので気になる方は見てみてください。

まとめ

今回はPolygonを手に入れるための方法を解説させて頂きました!

もう嫌になっていませんか??笑

ただこの苦労を乗り越えてNFTを手に入れた時には、本当に何とも言えない喜びを感じられるはずです!
実際にぼくがそうでした!

ハッキリ言って手順が複雑で難しすぎる!参入障壁が高すぎるんです!!

もっと簡単に、手数料も安くNFTを手に入れることができれば市場も一気に盛り上がると思います。
その時が来るのを楽しみに待ちましょう♪

Polygonはガス代がかからないので、NFTの売買がお手軽にできて楽しいですよ~!
ついつい買いすぎてしまいますw

この記事でPolygonを手に入れたい方のお力になれていれば幸いです。
素晴らしいNFTライフを!!

ほなまたっ!!