最近テレビやニュースやSNSなどで目にする「NFT」ってなに??
英語だしよく分からない・・・
なんか怪しい・・・
そういった方のために今日はNFTとは何なのかを解説していきます!
結論から言うと・・・
「改ざんできないシリアルナンバーが付いたデジタルデータ」
です!
- NFTって何なの??
- 実際に取引されているNFTにはどんなものがあるの?
- NFTは今後どうなっていくの??
さっそく解説していきます。
NFTとは
NFTとは
「Non Fungible Token」(非代替性トークン)
の略語です。
まだ離脱しないで!w
よく分かりませんよね!
つまり他のものと替えがきかない唯一無二のデジタルデータです。
仮想通貨などに使われるブロックチェーンという技術を使うことによって、
コピーや改ざんができない世界でひとつのデジタルデータができるのです。
たとえば上の二つの画像ですが、パッと見た感じは全く同じ画像です。
しかしNFT化されることによって左の画像にはこの画像のデータ内にシリアル番号が付けられます。
NFT画像はネット上でスクショや保存をされた場合、見た目は盗まれてもデータ内に刻まれたシリアル番号は絶対に盗まれることはありません。
つまり、NFT化されてシリアルナンバーが付いたデータだけが本物だと証明できて、それに価値が生まれるということです。
NFTという技術の誕生により、
今までは何の価値もなかったデジタルアートや動画作品などに膨大な価値が付き始めているのです。
どんなNFTがある??
世界で取引されているNFTの例をご紹介させて頂きます。
CryptoPunks(クリプトパンク)
この CryptoPunks(クリプトパンク) が2021年10月現在もっとも高額で取引されているNFTコレクションです!
「えっ?これが?」
と思う方もたくさんいらっしゃることでしょう。
このCryptoPunksは”最古のNFTプロジェクト”と言われており、なかには8億円以上の価格で取引されたものもあります。
日本のインフルエンサーのイケハヤさんも3200万円で 下のCryptoPunks を購入しておられました。
「単なるピクセルアート」に驚くべき値段が付く。
それがNFTという世界です!
ジャック・ドーシーの初ツイート
米TwitterのCEOを務めるジャック・ドーシーさんが、人類で初めてTwitterを利用してツイートしたものです。
※Twitterリリース前のテスト段階にツイートされたもの
海外に「Valuables」というツイートをNFT化するサービスがあります。
このNFT化されたジャックさんのツイートはなんと約3億2,000万円で落札されました。
このNFTには
「Twitterというサービスや会社がこの世に存在していた」
という歴史的な背景の証明になり得るのではないでしょうか。
本当に何に価値が生まれるか分からない世の中になってきました。
ゲームのキャラクター
ゲームのキャラクターもNFT化されることによって価値が与えられています。
上の画像はAxie infinityー(アクシー インフィニティー)というゲームのキャラクターです。
既存のゲームではありえなかったキャラクターの売買も、NFTの技術を使えば実現します。
なぜならコピーや改ざんができないからです。
これら一体一体にシリアルナンバーが付いている&ブロックチェーンにより、正確にデータの送受信ができるためです。
いろんなゲームのキャラクターがNFTとして売買されています。
8歳の小学生の作品「Zombie Zoo」
https://opensea.io/collection/zombiezoo
日本の小学3年生の少年が夏休みの宿題で作成したピクセルアート作品。
当初は2000円ほどで販売されていたが、海外の有名人が購入してツイッターのアイコンに設定したことが話題となり、二次流通市場(転売)で価格が上昇。
高いものだと800万円以上で出品されています。
一夜にして人生が変わるとはまさにこのことですね!
The Sandbox(仮想空間)
メタバース(仮想空間)で遊ぶゲームのアバターや、土地もNFT化されています。
自分の所有する土地で自由にミニゲームを作ったり、土地や建物を貸し出して、不動産収入を得たりすることができます。
人類がメタバース内で交流したり、仕事をしたりする世界も、そう遠くはないのかもしれません!
誰でもNFTクリエーターになれる
いろいろなジャンルのNFTを紹介してきましたが、
「NFTなんて自分には知識も技術もないから分からない」
と感じている方もいるかもしれません。
しかし作品を作って出品するというところまでなら比較的難しくはありません。
2021年10月現在で最も有名なマーケットは「OpenSea」というサービスです。
OpenSeaでアカウントを作成し、
あなたの作品(例えば)
- イラスト
- 写真
- 音楽演奏
などのデジタルデータをアップすれば、簡単にNFT作品が完成し、世界に向けて販売することができます。
仮想通貨の口座やウォレットという仮想通貨の財布を作ったりと勉強をする必要がありますが、
あなたのアート作品が世界に羽ばたく可能性がありますので、挑戦してみる価値は大いにあると思います。
2021年10月現在も日々新たなアーティストさんやクリエイターさんが参入しており、1日で数万円、数十万円を稼いでいる方がごろごろいます。
日本国内だとまだまだ先行者優位をとれるはずです。
興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに僕も出品していて、
サメが好きなので「SharkRider」というコレクションを運営しています。
手探りでしたが、いろいろ調べながら出品できました!
投資の対象になる
NFTを投資の対象として売買している投資家さんもたくさんおられます。
気になるアーティストや作品を探しだして、買った価格よりも高値で売って利益を得るという方法です。
先にご紹介した「CryptoPunks」なども投資の対象として盛んに売買が行われています。
ただし難易度は非常に高いと言われています。
とあるNFT投資家さん曰く、
「アートに価値があるわけではなく、人やプロジェクトに価値がる」
とのこと。
つまりただイラストや写真が素晴らしいというだけでは投資の対象にはならないそうです。
難しい・・・w
つまり見た目も重要だが、それ以上に重要なのは
「そのコレクションにはどんな物語があって、コレクション運営者はどんな未来を目指して、自分にはどんな利益がもたらされるのか」
ということみたいです。
どの作品が伸びるかを目利きする難易度が非常に高そうですね。
とはいえ世界に目を向けるとたくさんのNFT投資家さんがいるのは紛れもない事実です。
余力資産がある方は、新しいイノベーションに投資してみてはいかがでしょうか?
今後はどうなる??
2021年9月ごろからNFTブームに乗って、日本国内でも参入者が日々増加しています。
とはいうものの、日本国内でNFTを持っている人や売買をしている人はまだ1%にも満たないでしょう。
むしろ言葉すら聞いたことがない人がほとんどです。
そもそも仮想通貨という存在そのものが
怪しい。
危険。
という印象をもっている人がほとんどです。
エルサルバドルではビットコインを法定通貨にするなど、自国通貨よりもビットコインの方が安全で価値があると考える国もあるぐらい重要なモノになってきているのですが・・・。
遅かれ早かれNFTという技術は間違いなく世の中の構造を変えていくでしょうし、私たちの生活に強く関わってくるでしょう。
NFTになりそうなものの例を挙げると・・・
- 公的証明書(免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- アーティストの楽曲やミュージックビデオ
- 限定のマンガや雑誌
- イベントのチケットや、ゴルフの会員権など
コピーや改ざんができないという性質上、今まではデジタル化できなかったモノやサービスがデジタルデータ化されると言われています。
ツイッターのアイコンにNFTが使えるようになったり、インスタグラムにもNFTの導入が進められていたりと、知らない間にどんどん生活に溶け込んできます。
かつて
「スマホなんて使いたくない!」
「LINEとか難しい!メールでいい!」
なんて言ってませんでしたか?
ぼくはもちろん言ってましたw
NFTの到来はそのレベルの「時代の変化」をもたらすはずです。
なので今のうちからNFTという言葉や、どんなものかということは覚えておいて損はありません!
まとめ
今回はNFTとは何なのかについてご紹介させて頂きました。
どんなものか理解して頂けましたでしょうか?
NFTはこれまでの常識を覆す革命的な技術であり、クリエイターの方たちの夢を叶えたり、ぼくたちの生活を大きく変える可能性を秘めています。
そして今までアート作品にあまり関心がなかった人でもアートが身近になり、楽しむことができる世界がやってくるのではないかと思います。(僕がそうです)
あなたもNFTの世界に触れてみてはいかかがでしょうか?
海外ではかなり知れ渡っているNFTですが、日本国内で見れば今NFTに関心を持っている方はかなりの情報感度ですし、アーリーアダプターになれると思います。
ただし
DYOR(Do Your Own Research)
「自分で調べましょう!!」
これは仮想通貨の世界でよく使われる言葉です。
誰かに教えを乞うと詐欺師が寄ってきます!
人に聞くのではなく、しっかりと自分で情報を調べる力を磨いていきましょう!
自分で調べて行動に移す。
それが大事な資産を守る力になってくれます!
ほなまたっ!